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アルーシャ宣言

ほぼ50年前、タンザニアの初代大統領であるムワリム・ジュリウス K. ニエレレは、野生生物はタンザニアになくてはならないものであると考えました。1961年9月に行われた自然と天然資源保護のシンポジウムでニエレレ大統領は演説を行い、その演説はアルーシャ宣言と呼ばれるようになりました。
「野生生物の生存は、アフリカに住む私たち全員にとって非常に重大な問題です。これらの野生の場所に生息する野生動物たちは、私たちの驚嘆とインスピレーションの源泉になるだけでなく、私たちを取り巻く天然資源や、私たちの未来の生活と幸福のためにもなくてはならないものです。
我が国の野生動物の保護を任される者として、私たちは、子供たちの孫たちの時代にもこの豊かで貴重な遺産を楽しむことができるようにすることを厳粛に誓います。
野生動物と野生の場所の保護には専門的な知識、訓練された要員、そして資金が必要であり、私たちはこの重要な使命を全うするために、他の国々による協力を求めます。この使命の成功あるいは失敗は、アフリカ大陸のみならず、世界全体に影響を与えるものです。」
背景

ほぼ50年前、タンザニアの初代大統領であるムワリム・ジュリウス K. ニエレレは、野生生物はタンザニアになくてはならないものであると考えました。1961年9月に行われた自然と天然資源保護のシンポジウムでニエレレ大統領は演説を行い、その演説はアルーシャ宣言と呼ばれるようになりました。
「野生生物の生存は、アフリカに住む私たち全員にとって非常に重大な問題です。これらの野生の場所に生息する野生動物たちは、私たちの驚嘆とインスピレーションの源泉になるだけでなく、私たちを取り巻く天然資源や、私たちの未来の生活と幸福のためにもなくてはならないものです。
我が国の野生動物の保護を任される者として、私たちは、子供たちの孫たちの時代にもこの豊かで貴重な遺産を楽しむことができるようにすることを厳粛に誓います。
野生動物と野生の場所の保護には専門的な知識、訓練された要員、そして資金が必要であり、私たちはこの重要な使命を全うするために、他の国々による協力を求めます。この使命の成功あるいは失敗は、アフリカ大陸のみならず、世界全体に影響を与えるものです。」
義務と目的
タンザニア国立公園の法的な義務:
資源として価値のある、動物相と植物相、野生生物の生息地、自然のプロセス、原生の自然と景観を含め、目に見えるもと目に見えない資源価値を持つ天然と文化の資源を包含する国の遺産を保護する手段や措置を取ることにより、国立公園に指定されている地域を管理・規制すること。そして、未来の世代にそれらをそこなわれない状態で残せるように、人々にそれらの恩恵と楽しみをもたらすこと。
タンザニア国立公園の目的:
保護する:
- タンザニアの遺産である自然と文化の資源を代表する、並外れた価値やクオリティを備えた地域
- 優れた特定の種類の資源のある地域
- 生態学的な完全さを維持するために不可欠であり、公園の境界線の外に住む人々の生活を支える水や土地の資源
- 人々に恩恵を与え、楽しみをもたらし、科学研究の機会を最大限にもたらす地域
確かにする:
- 国立公園が、真に正しい、自然のそこなわれていない資源として、高度なインテグリティを維持する
- 公園の資源や価値に悪影響を与えない保護と利用のバランスを達成するために、適切な専門家によって構成される複数の分野にわたるチームにより、最適な情報を基に公園の管理計画が作成されている
- 公園の資源と価値を犠牲にして「マス・ツーリズム」を目指すのではなく、公園を訪問する人々が質の高い経験をできるようにする
- 公園の資源をそこなうことなしに国の経済、公園、コミュニティに貢献する最適なレベルの収益と恩恵。
ビジョンとミッション・ステートメント
ビジョン・ステートメント
他に類を見ないツーリズム・サービスの持続可能な保護と提供を行う、世界でもっとも高く評価される組織となること。
ミッション・ステートメント
我々のミッションは、現在と未来の人類の世代のために、持続可能なやり方で公園資源とその美的な価値を保護し管理し、高級なツーリズム商品とサービスを効率的に提供することである。
国立公園の役割
タンザニア国立公園の第一の役割は保護です。 14の国立公園は、その多くがより広い保護環境システムの中核を成しており、タンザニアの豊かな自然遺産を残し、人口増加による人間社会の利益から守って、その動物相と植物相が繁栄できる安全な温床を提供する役割を担っています。
既存の公園システムは、国際的に認められた生物多様性の砦や世界遺産に指定された地域を保護し、それによって、森林伐採や農業や都市化の影響を受ける地域との均衡を取っています。 2002年にサダニとキツロ両国立公園が指定され、国立公園のネットワークが拡大されて、以前は保護レベルが低かった沿岸および低山帯生息地も含まれるようになりました。
タンザニア国立公園 (TANAPA)は、現在も特定の公園を拡張し、保護地域をつないでいる伝統的な移動路の状態を改善するために、さらに土地を買い取っています。
タンザニアを訪問することによって、みなさんは発展途上国の将来への偉大な投資を支持していることになります。 人口問題の圧力にもかかわらず、タンザニアは42,000平方キロメートル以上を国立公園に捧げました。 他の保護管理地区や海中公園を含めて、タンザニアは国土の3分の1以上を何らかの正式な保護下においていますが、これは世界のより裕福な国よりもはるかに高い割合です。
観光事業
観光事業は、国立公園の保護作業、野生生物研究、そして地元社会の教育と生計を支えるために使われる貴重な収益を提供します。 さらに、観光事業は、保護問題に関する国際的な意識を高め、観光客がいることで違法な密猟活動を阻止する助けになり、結果として、鳥獣を管理する森林警備員の仕事を助けています。
しかしながら、TANAPAは、近視眼的に大衆化した観光事業を促進して利益を獲得したいという誘惑に耐えてきました。地球資源の保護と管理に関して、タンザニアだけでなく世界に対する私たちの責任を理解することによって、私たちは、世界でも一級の環境を意識した観光目的地を創造しつつ、回復不能な損害から環境を守るために、インパクトの低い、持続可能な訪問方法を実施することにコミットしています。
人々の活動は詳しく監視され、そして、すべての開発作業は厳しく規制されています。公園内の建物は目立たないデザインで建設され、ゴミの廃棄は注意深くコントロールされています。動物たちを威圧せず、環境への人間の影響を最小にするために、公園への訪問客と施設は広く分散されています。タンザニアで最も人気のあるセレンゲティ公園でさえ、公園面積のほぼ半分にあたる7,000平方キロメートル以上が道のない荒野のままです。
現地の人々
しかし、この豊富な資源の保護は公園の近隣人々の好意に依存しています。 TANAPAは、保護の報酬を共有し、具体的な利益を配分することによって、地元の地域社会が、公園の将来に所有と既得権の感覚を持てるように努めています。
公園からの収益の一部は、地域社会の開発援助(たとえば学校、健康施設、治水や道路)に用いられます。 村民は、公園訪問客から自分たち自身の財政的収益を得られる文化的な観光旅行プロジェクトを開発するよう奨励されます。多くの地元住民は、ロッジやパック旅行業者によって公園内で雇用されます。特にTANAPAによって、公園から利益や存続を盗むことを企む侵入者の防衛のために雇用されます。
密猟には象牙とサイホーンのための象とサイの商業狩猟だけでなく、蜂蜜収集のような自給活動、不法な釣り、ポットの探索、建設または薪のための伐採、無防備な地域で不足しているようになった伝統的な薬用植物の採集などもあります。 村民が公園での仕事に依存し、コミュニティが公園の存在からの利益を目撃するとき、彼らはより保護された地域を守って、密猟を報告するそうです。
TANAPAは、持続可能な環境管理を教え、植林を援助し、保育園を設立し、文化あるいは野生の保護を促進するために地域社会と協調します。
将来展望
将来は、公園を受け継ぐ人々に依存しています。 TANAPAは、勉強道具と教員養成を学校に提供したり、村でスワヒリ語の保護ビデオを上映するなど、地元の人々の教育をリードしています。 生息地保存の重要性を示すために、学校や地域社会のグループには、これらの公園へのフリーな訪問が提供されます。
研究プロジェクトの支持も、TANAPAの将来への関与の重要な側面です。 タンザニアのチンパンジーは、世界でも最も長時間にわたる研究の対象です。 タンザニアの公園で研究している科学者は、蝶、鳥、カブトムシや植物の今まで発見されていない種を見つけ続けています。 そして、動物の分布や数を監視し、水質をテストし、病気の発生を確認し、外来種の侵入をチェックするために定期的な調査が行われています。
国立公園は、人間の手が無ければ絶滅の危機に直面する動物たちの生命線です。 彼らは、危険にさらされている多くの弱い種に避難を提供し、縮小した生息地を保護し、危機に瀕した種が回復できる保護された聖域を提供します。 みんなの支持で、これらの不可欠な生態系が将来のために保存されます。
組織

国際開発組織の研究によると、タンザニア国立公園はアフリカでもっとも効率的で生産性の高い公立機関の一つです。人的資源は合理化され、1650名のスタッフが15の国立公園と1つの提案中国立公園を運営しています。資格を有し、強く動機付けされたスタッフを維持するために、包括的なトレーニング・プログラムはまだ設置されていませんが、数多くのトレーニングの機会が設けられています。もっとも能力のある高度に訓練された人々のみを雇用するように、スタッフとして雇用されるための条件はますます厳しく設定されています。サービスの仕組みとして、スタッフが優れたパフォーマンスを実践するように組織内での昇進が行われます。
国立公園の拡大

既存の国立公園の拡大と、新しい国立公園の設置が継続して行われています。
• 以前は林業および養蜂部門の管轄下にあったキリマンジャロとメルー山森林保護区は2005年に告示を受け、それぞれキリマンジャロ国立公園とアルーシャ国立公園に併合されました。
• ウサング鳥獣保護区をルアハ国立公園に併合し、タンザニアで最大、アフリカでも最大級の国立公園にする努力が現在進められています。このプロセスは、イヘフ湿原と大ルアハ河を関連する流域と生物多様性とともに保護することを目指して政府が実施しています。
• 2005年にはサーダニ国立公園とキツロ国立公園が指定されました。
• ルングウェ山森林をキツロ国立公園に併合する可能性があります。
• 近い将来、ムコマジとサーナネの2つが国立公園システムに追加される予定です。
• スピーク湾はセレンゲティ国立公園に併合されます。
ツーリズム

2000年と2005年の間に、タンザニア国立公園を訪れる国内の観光客は倍増し、外国からの訪問者は58%増加しました。
タンザニア国立公園システムの全体を通して、自然に親しむことを目指したツーリズムが着実に増えています。訪れる人々の経験をより豊かなものにするために、観光資源が多様化されています。新しい商品には、ウォーキング・サファリ、カヌーでの河下り、夜間のゲーム・ドライブなどがあります。日中のゲーム・ドライブ、気球乗り、スポーツ・フィッシング、チンパンジー・トラッキング、山登りなど従来の商品もますます整備されてきています。国内観光客の数は2000年1月の98,509人から2004年5月の215,717人に増えています。同様に海外からの観光客の数は2000年1月の220,910人から2004年5月には348,048人まで増えています(下の図1参照)
図1: 2000年1月から2004年5月のツーリスト数

コミュニティ保護サービス
タンザニア国立公園は、周辺のコミュニティとその恩恵を共有する、長い歴史のある、十分に練られたプログラムです。ここ3年間、2003年から2004年の会計年度以来、3百万米ドル以上が公園に隣接するコミュニティと保護教育に関わる組織に寄与されました。
Community Conservation Service(CCS)はTANAPAのアウトリーチ・プログラム(OP)で、地域の人々や地方自治体に焦点を当てて周辺のコミュニティに拡張されています。
CCSは、African Wildlife Foundation (AWF) の支援によるNeighbours as Partnersプログラムの下で、セレンゲティ国立公園とンゴロンゴロ地区の東側の境界に沿った3つの村落で1988年に試験プロジェクトとして開始されました。同プログラムは1991年初めにタランギレ、マニャーラ湖、アルーシャの国立公園に拡大されました。1992年には、CCSプログラムは、公園管理・保護理事会の管理下の部門になりました。今日では、CCSは、TANAPAに本部を置き、14のすべての国立公園に正規職員を派遣する完全な部署になっています。
CCSの目標:
- 国立公園と地域コミュニティの関係を向上させる
- 天然資源保護とコミュニティ福利に関するTANAPAの関心がすべてのレベルで実現されるようにする
- 恩恵の共有を促進する
- コミュニティが持続可能な開発を促進するための資源とサービスに関する情報にアクセスできるようにする
- コミュニティ指向組織(CBO)を含め、保護に関わる問題に対処するための地域の組織の能力を強化する
- すべてのコミュニティ保護に関わるステークホルダーとの間のプロフェッショナルで協力的なつながりをはぐくみ、コミュニティ保護教育プログラムを実施する
CCSプログラムとSCIP財政支援
TANAPAのSupport for Community Initiated Projects (SCIP) 資金は、戦略的計画プロセスの一環として1992年に設立されました。SCIP資金プログラムはを国立公園と境界を接する、あるいはその周囲を取り巻くコミュニティと協力して、コミュニティの発案によるプロジェクトの支援を行います。
SCIP資金は、現在、各公園運営の7..5%を占めています。SCIP資金を利用するには、コミュニティは、支援するプロジェクトに関するコミュニティ・ミーティングを開くこと、プロジェクトの採用を決定したコミュニティ・ミーティングの議事録を提出すること、および資金要請の理由、要請金額、プロジェクト概要、図面と経費見積りを説明した申請書を提出する一定の手順に従わなければなりません。地区の官庁が参加しなければなりません。
プロジェクトは、資金援助のためにTANAPA本部に送られる前に、公園のSCIP委員会からの認可が必要です。プロジェクト実施の前に、コミュニティ、公園、および地区官庁との間で覚書 (MOU) に署名されなければなりません。
一般的に、公園はプロジェクト経費の70%まで貢献し、コミュニティは残る30%を担当します。技術的な専門能力が必要な場合は、プロジェクトの性質によって、地区官庁に相談し、サービスが無料で提供されることもあります。
保護教育
保護教育はCCSプログラムの重要な部分です。プログラムには以下が含まれます:
- 地域のコミュニティ・グループ、学童、学生による公園の訪問が手配されます
- プロジェクト管理と、適切な技術の評価と使用に関するコミュニティのトレーニング
- 保護クラブが学校に設置され、教師が訓練を受け、保護に関する映画がコミュニティで上映される
収入創出プログラム
資源を管理し、その利用から恩恵を受けることに関する日々の決定にコミュニティを完全に巻き込むために、TANAPAは、貧困を緩和するために個人の努力を支援することに集中した収入創出プログラムを導入しました。このプログラムはタンザニア開発ビジョン2005と一致しており、国立公園の周辺に住む人々の経済的な安定を向上させることを目指しています。このプログラムは、養蜂、コミュニティ保護銀行、養鶏、家畜飼育などのプロジェクトに対して小規模起業家や組織化されたグループに資金を貸し付けます。
2000年-2007年SCIP財政支援
SCIP財政支援は、学校、学生寮、教師の施設、診療所、健康センター、ユースセンター、トレーニングセンター、道路、図書館などの建設、水源プロジェクト、教科書や学校設備の購入、子供たちの権利支援、および他のさまざまなコミュニティ開発プロジェクトのために使用されてきました。支援されたプロジェクトの完全なリストを入手したい場合は、
TANAPAinfo@tanzaniaparks.comまでご連絡ください。
2000年以来、以下の資金がコミュニティに対して支払われました。
年 |
タンザニア シリング |
米ドル相当 |
2000-2001 |
270,537,868.- |
$318,280.- |
2001-2002 |
||
2002-2003 |
622,764,045.- |
$655,540.- |
2003-2004 |
805,821,029.- |
$797,840.- |
2004-2005 |
772,852,032.- |
$757,700.- |
2005-2006 |
1,196,669,485.- |
$1,103,000.- |
2006-2007 |
1,530,107,099,. |
$1,390,000.- |
研究プログラム
保留中。近々データ入手予定。.









